バックデートになりますが、日記のように書き綴ってみたいと思います。
☑ 2020年5月、国民の行動が先に変わりつつ、新型インフル特別措置法に基づく緊急事態が解除されることになりました。
☑ 薬用以外の洗剤でもウイルスに効くことがわかっています。
☑ 飲食店の経営はピンチが続いています。
緊急事態に耐えきれない様子が見て取れる世間の様子
新型インフルエンザ特措法に基づく緊急事態の宣言は、5月6日から延長されていましたが、5月25日は解除される方針が固まりました。
緊急事態の宣言中では、浅草や築地の場外市場、合羽橋商店街など、特に観光客が多い場所では外国人がほぼ見られなくなり、また国内の観光客もほぼ見られなくなったことからそうしたエリアのお店は9割近くが臨時休業となってしました。
また鉄道に乗れば1車両あたり53人ほどの乗客のうち、マスクを着用していないのは2~3人といった具合で、街の様子はすっかりおかしくなっている状況です。
しかし、実は5月7日以降、特に5月9日の土日からは外出する人が目立ち、5月の後半に緊急事態宣言の解除の方向付けでテレビが伝えるようになってからは、気温が高くなってきたこともあってか、鉄道に乗れば1車両あたり30人ほどの乗客のうち、マスクを着用していないのが4~5人へと増えるなど、行動が変化してきています。
また、スーパーの入店時に消毒をする人たちの割合も、4月は過半数くらいにはなっていた印象ですが、この5月の後半には半分を切っているようにも感じます。
そして人出の面でも、この5月の9日、10日あたりから商店街を出歩く人たちの数が増え、翌週の16日、17日には家族連れやペアでの話しながらの外出が目立つようになり、その翌週の23日、24日にはさらに人出が顕著に増えています。
どうも行動を変えはじめている人たちがいるようだとわかります。
ウイルス感染症に効くことが見えてきた市販の洗剤
健康な場合にマスクよりも大切になる手洗いについて、北里大学は2020年4月17日に「医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)不活化効果について」と題したプレスリリースで、市販の洗剤でもSARS-CoV-2ウイルスを消毒できると発表しています。
薬用のハンドソープが3月あたりから売り切れ続きでしたが、成分に界面活性剤(ラウリル~)とエタノールを含む洗剤でウイルスを不活化する効果があるようです。
つまりボディソープなどでも効果を期待できる製品があることになりますので、接客業務から帰った後、まっ先にそうした洗剤を使ってシャワーを浴びれば、ウイルスの持ち帰りを減らせることになりそうです。
こうした役に立つ研究結果の発表は嬉しいですね。
うどん屋さんにも大きな影響
飲食店の売上は5月の前半から増える傾向があるようですが、低価格帯でも売り上げは半分から2/3にも戻らない例もあり、うどん屋さんでもまだまだ経営的には厳しい様子がみられます。
本格的には、夜の営業時間が戻ることと、会社員が務める会社が飲食を解禁するかどうかが影響しそうです。
しかしもうひとつは、5月4日の政府が公表した「新しい生活様式」と5月14日ごろの各協会が取りまとめた業態別の新しい生活様式に記載されている、席の距離をあけることやマスクの着用など細々とした要件がどこまで義務付けられ、責任を負わされるのかといったことも関係しそうです。
飲食店は一般的に、席数と回転数、客単価の掛け算で売り上げが決まると言われており、特に席数は店舗面積で決まってきます。
ランチは昼休みが集中することもあり、席数は売り上げにとって、とても重要です。
そんな中で席数を半分にしなさいと言われてしまうと経営には多大な影響を及ぼします。
大手チェーンの飲食店を覗いてみると、透明な仕切りをカウンター席に設けてみたり、キッチンとホールの間にシートを置いてみたりして感染症対策の様子見をしているようにも見えます。
しかし個人店では一朝一夕に変化させることはなかなか難しそうで、どのみち減っている客数の分だけ椅子を減らしたり座らないような工夫は見られますが、あまり大々的に変化させているお店を私はまだみていません。
また飲食店はテイクアウトを始められているケースが大変多く目立ちますが、うどん店の場合は持ち帰る間に伸びてしまう難しさもあるようです。
機械製麺でガチガチの麺にしている場合はまだ持ちやすいかもしれませんが、手打ちうどんでは麺が柔らかいため、ゆで伸びには弱くなり、テイクアウトはできないと判断されている例もあるようです。
もしかしたら、立ち食いのお店が増えていくのでしょうか。
まだ先行きは見えず窮地の真っただ中で、なかなか晴れ晴れとしませんが、おうどんをすすって笑顔で店を出る、そんな日を楽しみにしたいと思います。