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緊急事態宣言が解除されて一か月

この一か月に観察したことを書き綴ってみたいと思います。

 

 ☑ 政府の緊急事態宣言が2020年5月25日に全面解除されてから一か月が経ちました。

 ☑ 飲食店の需要動向は中途半端な影響を受けており、経営は依然としてピンチです。

古いテレビの写真

 

 

 

 

 

 

 

PezibearによるPixabayからの画像

ダラダラと続く感染拡大の予防

政府はCOVID-19に対する緊急事態宣言を段階的に解除し、2020年5月25日に全面解除となってから一か月ほどになりました。

COVID-19の感染者数が減少傾向を見せていた5月の状況に対し、この6月は東京都で1日あたりの感染者数が50人を超える日も続き、首都圏以外の北海道などでも感染者が確認されている状況です。

ただ、感染者数の伸び方はダラダラと緩やかなものとなっており、この3月後半から4月の推移をみているような印象もあります。

  

そもそもCOVID-19では無症状者が多く、風邪のような症状で済むことも多いことから、PCR検査を無症状の人まで広げて多く実施すれば感染者数は増えるものとなっています。

では、検査数はどうなっているのか。

 

今年はオリンピックが予定されていましたが、その延期が公式に発表されたのがこの3月の終わりごろで、そのころのPCR検査は帰国者やそうした人と接触した人にリスクがあると理由付けがなされて、検査数が絞られていた時期にあたります。

これが、この5月の終わりごろに有症者に広げて検査されるように方針が変更されたとする記事が見られます。

それからの6月現在のPCR検査は、新宿歌舞伎町あたりのクラブなどで1店づつといった単位に絞られているようにも見えるのですが、実際には東京の検査数は日に2000件前後まで伸びています。

こうした検査体制が強化された中での感染者数増となっています。

 

以前として電車に乗ったときのマスクの着用率は9割以上のままですが、今月は気温が30度になる日もあり、電車以外の場ではマスクを外して外出している人々が見られるようになっています。

またスーパーなど店舗の出入りで消毒薬を使った手指の消毒も、4月5月に比べれば行わない人がかなり増えている印象があります。

そして飲食店ではマスクを着用していた人たちが食事をしながら会話し、食事後もマスクを外したまましゃべっている様子が見受けられます。

 

いずれにしても、感染者数が20人、50人と増えてくれば、そのうち100人などさらに増えるだろうと見える状況であり、テレビ報道でも第2波、第3波が来ると煽られ、もう一度感染者数が伸びてくるような印象が広まっていることが感じられます。

また、閣僚からもワクチンなど予防薬ができるまでは"新しい生活様式"への対応が必要といった発言もみられ、感染症に対する経済活動の抑止が続くムードが感じられます。

  

飲食店への影響

一般的にはCOVID-19の感染症の感染拡大を防止するため、"新しい生活様式"といったガイドラインに従った営業が求めらています。

そうしたことから飲食店では客同士の距離を保つため席数を半分に減らした営業が多く取られている様子が見られます。

また、カウンター席に透明なアクリル板やビニールシートを設置し、飛沫の飛散を防止する措置が取られています。 そうした措置は例えば、松屋さんの牛丼店やとんかつ店、餃子の王将、スターバックスなどのカフェ等々、多くのお店でみられます。

さらには渋谷の鰹節を売りにしている飲食店では店内飲食を取りやめ、テイクアウト営業だけで続けている様子も見られます。

このように多くの店の営業活動に大きな影響を与えていることがわかります。

 

では客足はどうなっているのか。

実際にお店の方に話を伺ってみると、常連客が圧倒的に多い立ち飲み屋や焼き鳥屋さんでは金曜土曜といった週末の客数は戻ってきているものの、平日の夜は依然として少ないとの声が聞かれます。

例えば平日の夜で、特に遅い時間の客足が減ったままで従来の3割減、といったようなお話でした。

またカフェバーでは常連客が来店する平日が堅調で、土日の売上は激減している状況が続いているといったお話も耳にします。 

あるいは、通販も行っている場合には逆に全体の売り上げが伸びているケースもあると聞き及びます。

 

また都内の立ち食いそば・うどん店のような、とあるランチが中心のお店では客数が回復しているようです。

ただしそうした場合でも、店内飲食を避けるためのテイクアウトのオーダーが従来より多くあり、売上は同じでも店内飲食とテイクアウトが入り乱れる忙しさでこなしているとも聞きます。

伸びてしまううどんをテイクアウトで食べる需要が、実は以前より多くなっている、というのは驚きですね。

 

そもそも飛沫感染のCOVID-19に対し、1人客が黙々と食べるカウンターにアクリル板やビニールシートを固定的な設置することがどれほど有用なのかとか・・・

設置されたアクリル板やビニールシートはちゃんと消毒が欠かされていないのかとか・・・

他の病気でここまでしないのに?とか・・・

疑問は湧いてくるのですが置いておくとして。

 

外からお店を見ていると以前のように暖簾がかかっているように見えますが、COVID-19を巡る対策の影響を街のうどん屋さんも受けています。 

うどんを気楽にたべ、うどんやさんも、食べた人も、笑顔になりたいものですね~

 

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