見たことがない場所を訪ねてみようと、小豆島を訪ねてみたのは2014年の話。
小豆島は「島の光」ブランドの手延べそうめんの生産で知られますが、「生そうめん」が目に留まり向かってみたのです。そうめんといえば乾麺だと思っているので「生」だとどう違うのだろう?と思いますよね。
そして島の奥地へと踏み入り、「なかぶ庵」さんを訪ね、そうめんの製造工場内にある直売所でいただいた生そうめんがこちら。
さてどんなものかと箸を進めると、そうめんのイメージ通りの白く細い麺は口あたりがつるりとしています。
しかし次の瞬間に、噛んでみるとぷちりとした予想もしない食感を感じます。
続けて小麦の風味が広がってきて、「麺がおいしいっ!」と気づくのです。
それまで、キッチンに立つのが面倒な夏の暑いころに、食欲もなしに食べるのがそうめんだと思っていたので、麺が美味しいと感じることは自分史上初の出来事で、とても”衝撃的”でした。
そうして、自分が感じた衝撃を理解しようとあれやこれやと考えた挙句に、知らない美味しいそばやうどんがあるに違いないから食べに行ってみようというもっともわかりやすいところへ着地。3年を経て、このページを書くに至ってしまうことになるのです。
ぽつりぽつりと書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
ちなみに、なかぶ庵さんではそうめん工場の見学と、製造工程の一つである「箸分け」を体験することもできます(要・事前予約)。
グループで体験を楽しむのもおススメで、また近くにある「ヤマロク醤油」さんの見学を組み合わせるのもおススメです。
ところで、小豆島は瀬戸内海にある香川県に属する島で、兵庫県の淡路島に次ぐ大きさがあります。
そして、見学できる醤油の蔵元さんや、収穫などを体験できるオリーブ園、また島全体を回る八十八か所巡りができるほど数多くのお寺さんがあり、寒霞渓からの景色が楽しまれる関西の観光名所のひとつになっています。
また、古くは映画『二十四の瞳』(1954年公開)や、近年では角田光代原作のドラマ(2010年)・映画(2011年公開)作品『八日目の蝉』のロケ地としても知られ、高低差がある山や瀬戸内の穏やかな小豆島の景色が多くの人の目に届けられている場所の一つでもあります。
小豆島へは近県からのフェリーで訪ねることができます。
島内は便が限られる場合もありますがバスも利用可能、また利用場所が限られる場合もありますがタクシーも利用可能で、広範囲に自由に活動するには自家用車・レンタカーの利用がおススメです。