前回に加えて、けんどんやの歴史・補足の回をお届けします。
幕府の御触書を調べ、けんどん屋についてのヒントがないかを確認してみました。
史料「東京市史 産業編」を参照し、お触書に関わる史料を追ってみます。
今回のポイントはこちら。
☑ 1600年代前半は行商の振売にもうどんそば切がみられないがわかりました!
☑ 1670年ごろからうどんそば切に関わる触書があることがわかりました!
☑ 御触書には"けんどん"の名は使われていないようだとわかりました!
前回に引き続き、けんどんやの歴史・第6回をお届けします。
これまでに確認した1600年代から1800年代の史料から、けんどんやについて確認できたことをまとめたいと思います。
今回のポイントはこちら。
☑ "けんどん屋"はいつはじまったのか、諸説をまとめました!
☑ "けんどん屋"、"けんどん"とは何かをまとめました!
☑ "けんどん"の名前の由来をまとめました!
前回に引き続き、けんどん屋の歴史・第5回をお届けします。
今回は、1800年代の史料・後編として「玉川砂利」「嬉遊笑覧」「武江年表」を確認していきます。
今回のポイントはこちら。
☑ 「嬉遊笑覧」「武江年表」は「還魂紙料」を引用していることがわかりました!
前回に引き続き、けんどん屋の歴史・第4回をお届けします。
今回は、1700年代の史料から「酒餅論」、1800年代の史料・前編として「けんどん争ひ」「還魂紙料」を確認していきます。
1800年代はもはやけんどん屋を目撃できなくなっており、けんどん屋のはじめは引用でしか語ることができず、けんどん屋についても人から聞いた内容でしか書くことができない時代になっています。
そのため、続々と「昔々物語」が引用され始めるのですが、そうした史料に書かれている内容がどの書を引用したかを補足することを心掛け、ポイントがわかるように書き残しておきたいと思います。
今回のポイントはこちら。
☑ よくわからなかった、ことがよくわかる大人の喧嘩「けんどん争ひ」の意味を知ります!
☑ 後に引用がみられる「還魂紙料」に書かれたけんどんについて理解を深めます!
☑ 意味不明な「酒餅論」にはやはり意味がなかった!
前回に引き続き、けんどん屋の歴史・第3回をお届けします。
今回は、1700年代の史料から「本朝世事談綺」「蕎麦全書」「一話一言」「見た京物語」「反古染」(衣食住記)を確認していきます。
この年代はまだ、それぞれにけんどんのはじまりを語る史料が見られるのですが、それと同時にはじまりの事実を目撃していない年代での誤りもみられます。
そのため、史料に書かれている内容を理解する上でのポイントがわかるように書き残しておきたいと思います。
今回のポイントはこちら。
☑ 1700年代の史料でそれぞれに説明されるけんどんのはじまりを理解します!
☑ 1700年代の史料ではうどんに触れられず、けんどんとの関係はよくわかりませんでした!