東京 吉祥寺「MUSASHINO ごちそうフェスタ」第13回で開催された「物産・逸品市」を訪ね、武蔵野地粉うどんをいただきました。
概要
東京 吉祥寺では、「MUSASHINO ごちそうフェスタ」第13回(主催: 武蔵野商工会議所さん)が2017.11.1(水)から2017.11.30(木)まで行なわれています。
このフェスタは、「ごちそうフェスタ」参加店で開催期間中に食事や買い物などをすると、抽選会の応募ハガキをもらえるイベントです。
参加店の数は武蔵境・三鷹・吉祥寺を中心に147店あり、「常陸牛」の和牛肉など茨城県北部の産直商品や袋田温泉 思い出浪漫館の宿泊券があたる抽選会となっています。
2017.11.23(木)は特別に東京 吉祥寺の東急百貨店北側広場で「物産・逸品市」が開催され、そのテントで立ち並ぶ露店で武蔵野地粉うどんをいただいてきました。
武蔵野地粉うどんをいただく
コインを渡すとスピーディにトレイに載せられて肉入りのうどんが登場!
かけうどんは肉、ネギ、ほうれん草、さらには大根、ニンジン、ゴボウとお野菜が嬉しいトッピングとなっています。
麺はやや茶色がかかっており、全粒粉のふすまのつぶつぶが見て取れ、よく噛むとワイルドな小麦の風味が感じられます。
かけつゆはしょうゆがしっかりしており、トッピングや麺などと相まって関東風の素朴で庶民的な印象のうどんです。
コムギキッチンさんの出し巻き玉子。じゅわっ!
虎屋さんは焼き立ての焼き団子を販売。
むちっとしたお団子に、香ばしいしょうゆの香り。
地粉うどんてなに?
はい、で、武蔵野地粉うどんでなに? 何が普通のうどんと違うの?という声が聞こえてきましたのでそれでは雑談タイム~ ドン、ドン、ドン、パフ、パフ、パフ~♪
讃岐うどんなど私たちの身近にあるほとんどのうどんはオーストラリア産の小麦粉・ASWを使用しています(丸亀製麺さんなど国産を使用されている場合ももちろんありますが)。
ASWはうどんに適するようタンパク質が多い小麦粉となるようブレンドされており、麺がしっかりと繋がったうどんを容易に作ることができ、そうしたコシがある特徴は定番のひとつとなっています。
またASWを使うとともに機械で捏ねまくる製麺手法が発展し、しっかりと繋がる以上に明瞭な弾力を感じるうどんが驚きを呼んで、これもまた定番のひとつとなっています。
つまり、私たちが和食と思って食べているうどんのほとんどは今や外国産の小麦粉と機械製麺によって生み出される追及された一品となっていますが、他方で国内の農家さんが作った小麦粉によるうどんも日本の各地でいただくことができます。
では武蔵野地粉うどんとは何なのか。
日本の各地で作られる地元産の小麦を地元で製粉して作られる小麦粉、それが地粉(じごな)。
地粉が作られる地元で作ったうどんだから地粉うどん。(※)
武蔵野市付近で作られた地粉をつかって作ったのが武蔵野地粉うどん、というわけです。
地粉だと柔らかかったり弾力があったり、ワイルドな風味があったり、さまざまな違いがあり、良く知られているうどんとは異なる特徴を楽しめるところが地粉うどんの面白いところだなぁと思います。
そして関東では西東京のみならず、埼玉県は全国2位と言われるほど小麦の生産量が多い地域です。
実は関東地方は美味しい地のうどんをいただくのにとても良い地でもあるのです。
みなさんも地粉のうどんを楽しまれてはいかがでしょうか?
・献上菓舗 吉祥寺 虎屋
※商業的に呼び方のルールがあるようです。